先日は、門人達と人吉道場で合同稽古を行いました。
なんでも、門人のOさんは、アメリカ、フランス等海外を飛び回る超多忙な方で、数年ぶりに日本に帰国してきた方なのです。
ようやく、仕事も落ち着き、また自顕流を再開させたいという連絡が入り、今回稽古の運びとなりました。
稽古では、とにかく基本となる右蜻蛉の構えを思い出してもらいます。打ち棒の持ち方は、雑巾絞りのように持ち、左手甲と右腕はどうするのか。足と足の幅の寸法は? 右蜻蛉で打棒を天に突き上げる際は、脇を敵に見せる・・・。打ち込む際は、右半身で打ち込み左肘の位置と左膝はどうでなければならないのか!?
ひとつひとつ確認し、修正していきます。
何でも言えることだが、できれば3日に一度、できなくても一週間に一度は稽古・反復練習をしなければ、何かしら、ある部分が後退してしまうものです。
参加した都城のKさんは、一日1000回の立木打ちを何度もやり遂げるストイックな物凄い努力家であります。それは分厚い胸筋が物語っていますね。別府師範もお気に入りの門人で、若い20代ですが本当に見習わなければならない門人です。
掛かり、抜き、打ち廻りと稽古し、最後は小太刀の技。小太刀は野太刀自顕流の奥伝と云われている究極の技。
技の肝は、持ち方と打ち込み方でしょう。握力がないとなかなか体現することも容易でありません。
いざとなれば、これで複数人と戦わなければなりません。これも明治から昭和の激動を歩まれた薬丸宗家高弟子・奥田師範から託された口伝なのです。
一日中、砂まみれになりながら稽古したあとは、我が家の敷地内にある天然100%の人吉温泉で汗を流します♪♪。
檜湯で良質な泉質泡がシュワーと体を包む。久しぶりに体を酷使したからこそ、体に浸透して筋肉を解してくれます。
あ~やっぱり稽古&温泉はやめられませーんネ!!!!