9/22秋分の日に、宮崎県えびの市霧島中腹に鎮座する白鳥神社で秋季例大祭が執り行われ、日頃の鍛錬をご神前に奉納演武という形で薩摩の剣法・野太刀自顕流を奉納いたしました。
この剣術の神髄である「打ちと意地」を通して、日本精神の根幹にある皇室と神社、そして武士道の結びつきを実感しつつ、これからの日本国繁栄を祈念いたしました。
白鳥神社は、南九州では珍しく日本武尊を主祭神とする神社。戦国時代・島津義弘公は、尊崇厚く、九州の桶狭間の戦いと言われた伊東氏との木崎原合戦の勝因は白鳥権現のご加護と崇められ、以後、島津家代々の武神として大切に護られてきました。
また、奈良の東大寺大仏殿の大仏を支え続けている梁の御用材は、ここ白鳥神社の樹齢二千年とも云われる2本の巨大赤松です。
野太刀自顕流は、元々、野太刀の技を持って天皇を御守していた大伴家であり、即ち、末裔の伴姓肝付氏です。その分家にあたる薬丸家が、島津家傘下になった後も近代まで、この野太刀の技を大切に継承してまいりました。また、日本武尊が南九州へ熊襲征伐に来た際も、側近の大伴武日命が従軍しています。
約3千年の古い歴史を持つ日本ではありますが、近年の日本を取り巻く近隣諸国の情勢をみてみますと、日本の歴史と伝統文化を末永く継承し、果たして日本国を守ることができるのか?非常に危惧しているところです。
戦後に無理やり取り除かれ洗脳された多くの日本。そして、平和お花畑主義憲法9条を旗印に経済大国に上り詰めた日本。確かに良い面もあったかもしれません。
しかしながら、一方で、日本弱体化は着実に推し進められ、今はどういう状況に置かれ、これで良かったのか、今後の日本はどうあるべきなのか?真剣に問われる時に来ていると思います。
各人が、本来持つべき日本国を想い、愛する愛国心と日本人としての誇りを取り戻していくと、次第に日本が覚醒することになるでしょう。