野太刀自顕流Q&A

興味のある方や初心者向けに、野太刀自顕流兵法会Q&Aを作成してみました。

魂のある日本人、そして地元出身の方々に、1度は体験してほしい武道です。今こそ集まれサムライ!!

 

 

 

 

Q1.入門時にどのようなものを揃えたら良いですか?
A,先ずは動きやすいジャージ、ハーフパンツ等の運動着で構いません。怪我防止で膝サポーター(バレーボール用)や地下足袋をご用意ください。打棒(ユス木)は、当会でご用意いたします。慣れてきましたら、野太刀自顕流専用木刀(7000円)や道着(袴着)を揃えて頂きます。

Q2.見学・体験申込みの方法を教えてください。
A,見学・体験は無料で受け付けています。

ホームページ内の「お問い合わせ」フォームにて

①お名前

②年齢

③電話番号

④住所(詳細な番地は不要)

⑤武道・スポーツ経験の有無

⑥体験希望日(日曜日で調整します)

⑦師範、道場長への質問等

を入力の上で申込みください。また、当日は動きやすい運動着でお越しください。


Q3.武道未経験です。正直厳しそうで稽古についていけるか不安です。
A,各人の技量にあった稽古を行い無理なく継続できます。意外かもしれませんが、師範の意向で、稽古の合間は脱力することを意識しています。メリハリした稽古ができ、コミュニケーションを取りながら和気あいあいとした雰囲気です。

Q4.稽古は毎月何回あるのですか?
A,各道場で稽古日を設けています。当HPの「道場」フォームをご参照ください。南九州(鹿児島・宮崎・熊本)については、毎月第2日曜日に定例稽古を実施しています。定例稽古では、師範の直接指導により、技を確認しながら、各人に合わせ微調整していきます。また、当流は、古くから、人に隠れて稽古を励むこと、一人稽古が出来て一人前だと云われていますので、自主的に無理なく続けることができます。

Q5.ストレス解消に効果はありますか?
A,猿叫という気合いで、腹の底(丹田)から頭上に声を張り上げながら打ち込みます。吐くことを意識する呼吸法であり、座禅の呼吸法に似ています。また、地軸の底まで叩き斬れと云われる位、渾身の力で木刀を降り下ろします。継続することにより、稽古後の爽快感や精神力(意地)の鍛練に効果が得られます。

Q6.体力強化の効果はどうですか?
A,継続することにより十分な効果を実感できます。基本稽古の立木打ち(続け打ち)は、腰を落としたスクワットに近い動作であり、特に腸腰筋(インナーマッスル)、大腿四頭筋、大殿筋等の下半身が鍛えられ体幹力が身に付きます。また、自ずと上半身にも程よく筋力が付いて引き締まり、姿勢も良くなります。

Q7.子供や女性でもできますか?
A,もちろん大丈夫です。子供は小学生の子供も稽古しています。体力に合った木刀を使用することにより、無理なく稽古ができます。裸足で稽古することにより、脳に刺激を与え発育に良い影響を与えます。また女性は、体幹を鍛えられることにより代謝を高めて、冷え性、ダイエット等の効果に期待できます。

Q8.段位制はありますか?
A,野太刀自顕流は人を袈裟がけで切れたら免許だと言われていおり、一撃必殺を尊びます。よって、現在のところ段位は設けていません。

Q9.真剣や居合刀を購入しなければいけませんか?
A,日頃の稽古は木刀を使用します。宗家直系の薬丸兼陳(1607~1689)が言う「当流は刀を頼まざるを第一となす。刀を頼る時は心に疑惑あり。刀無き時には、拳を以て敵の頭を打ち、微塵になす所を落ち着くべし」を継承します。ただし、魔を斬る奉納演武時や刃筋確認や刀の扱いを覚えるために、使用すると良いかもしれません。


Q10.形稽古が中心ですか?試合のような競技はありませんか?
A,稽古に技の形がありますが、平素の稽古以外では、形や形式に囚われません。自身の行いが稽古であり、形というものはありません。また、実戦向きの為に試合もありません。他の剣術・居合にはあまり見られない双方が打ち合う緊張感と迫力ある技(相対稽古)が魅力です。

Q11.シニアでもできますか?
A,勿論歓迎です。退職後等の趣味や体力・健康づくりに適しています。一生ものの剣術です。

Q12.稽古は、古くから継承された技なのですか?本物の自顕流の技を覚えたいです。
A,野太刀自顕流の剣術は、肝付氏族の薬丸家が代々継承された大変古い歴史を持ちます。宗家である11代薬丸兼文の高弟であり、当流の戦後復興に尽力された第一人者・奥田真夫氏。その奥田真夫氏は、刀や木刀を愛弟子・別府修一氏に遺し託し、古くから受け継がれた正しい技や歴史を次世代に継承するために使命感をもって指導しています。

Q13.演武はありますか?
A,当流は特性上、見せる為の演武は好みませんが、次世代に継承し歴史を伝えるため、そして野太刀自顕流と地域の繁栄を願うために、年に数回程度、野太刀自顕流に縁ある神社や祭りで、日頃の稽古の成果を演武にて務めさせて頂いています。