隠れ家的な人吉道場。背丈以上の草木のトンネルをくぐると人吉道場に辿りつきます。
野太刀自顕流は、古来より隠れて稽古し、他人に見せびらかすものではありません。また、一人稽古が出来て本物と云われています。
昨日の大雨で、集中豪雨となり、球磨川は大増水。なんと人吉道場まで水位があがりました。私がここで稽古してから初めての出来事です。
午前中は、増水で散乱したごみの回収、草刈りに時間を費やしました。道場を管理しようとすると、それなりの労力・根気が必要ですね。
午後になり、ようやく稽古ができる状態になりました。
抜き・続け打ちと続きます。抜きは、素早く行おうとすると、膝がつかないことがほとんどでした。これは他の会派も同様てす。
師範曰く、とにかくどれだけ大きく前方へ右足を踏み出し、左ひざがつく位に腰を落とし、低姿勢から抜き上げる事ができるかだそうです。
失敗を繰り返しながら何度も修練していきます。これかなと思う「抜き」が体現できると本当にうれしいものですね。
最後は居合刀で仕上げていきます。
続いて続け打ち。6㌔の打ち棒で又木が崩れ落ちるまで、猿叫で気合いを入れながら激しく打ち込みます。
自身、左蜻蛉時に左脇が開いてしまう癖があります。これを修正する稽古に重点を置きました。4セット目にようやく修正できました。
掛かりは、先生のアドバイス通り、3㍍から飛びこむ練習です。これ以上近づいて飛び込むと、敵に斬られる可能性が高まります。如何にして飛び込むかです。
最後は打ち回りで終了です。
先日、壊れていた又木を新調しました。ガタつかず、車での持ち運びも容易、格安で申し分なし。鹿児島道場長ありがとうございます。
夕方からは、剣道の道場へ。
実は、長女・二男が剣道に興味を示し始め、連日、複数の道場を巡り、見学体験をしています。
剣道の指導法をみていると、自顕流に通じるものがあります。やはり礼節が基本です。
そして、こちらの道場は、二刀流の先生でして、打ち込む時の姿が、自顕流とよく似ています。ここで習わせようかな。
特にのみこみの早い長女。剣道もすると習い事3つ目に。それでも苦にせずイキイキしていて、剣道を楽しむ姿は頼もしいのです。あなたは何者になるの?しかしながら家計は・・・。
基本女は強い生き物です。長男・次男よ!見習いなさい!!
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たけちゃん (金曜日, 05 6月 2015 14:02)
一人稽古は孤独との闘いでもありますがお互い気張りましょう!いつか出稽古に伺います。
鹿児島門下生 (金曜日, 05 6月 2015 19:01)
素晴らしいですね!